- 1対1じゃない個別指導には要注意
- 1対1の個別指導でも成績が上がらない理由
- 個別指導が合わない人の特徴
目次
1対多の個別指導には要注意
個別指導と言っても、1対1での指導だけではありません。 「個別」のメリットを効果的に使い成績を上げるために、個別指導の塾を選ぶ際の気を付けてほしいポイントを2つ解説します。1対2や1対3の授業では成績は上がらない
1対2や1対3の授業では成績は上がりません。 例えば、同じ50分授業であったとしても、実際は1対2なら約半分、1対3なら半分以下の時間しか自分の勉強を見てもらうことはできません。 講師がもう一人の生徒に教えている時間は、自分で問題を解くか、解いてしまえば解説を待つだけの時間になってしまいます。 結果的に、授業時間が少なくなり、問題を解いて解説するだけの授業がほとんどで、質問する時間や勉強のやり方まで見てもらえる時間がなくなってしまいます。 1対2の個別指導の講師側も生徒側も経験した私ですが、この一人を待たしてしまうという時間は減らそうとしても、ゼロにすることは難しく常に課題でした。 私自身は成績を上げるためではなく、授業に確実についていくために塾に通っていたので問題はありませんでしたが、成績を上げたい人には1対2の授業は不向きです。 1対2や1対3の授業の場合、個別だから質問がしやすい、勉強方法を相談できるというメリットを享受できないので、成績は上がりません。 1対1ではない個別指導で成績向上を期待することはやめておきましょう。費用が安いのには理由がある
1対2や1対3の個別指導は1対1よりも費用が安のには理由があります。 塾側はより多くの生徒を集めるために、安い料金で集客をして、同時に複数人の授業を行います。塾によっては人件費を抑えるためにアルバイト講師が多く、内容の薄い授業を行っている場合もあります。 塾の費用は高いので、親としては安いほうがありがたいですが、先生の質・授業体制も見極めて塾を選ばないと、いくら個別指導の塾へ通っても成績は上がりません。1対1の個別指導でも成績が上がらない理由
1対1の個別指導なのに成績が上がらない理由は次4つが考えられます。内容が問題を解いて解説しているだけ
指導の内容が問題を解いて解説しているだけだと、成績は上がりません。 問題を解いて解説してもらうだけなら、教科書や参考書の解答欄を読んでいるのと一緒です。 もし、問題を解いて解説しているだけの授業内容であれば、授業の進め方を変更してもらって下さい。 先生にばかり頼るのではなく、自分自身でも勉強法を考え、ピンポイントで苦手なところを克服しないと成績は上がらないままです。 個別指導で成績を上げるには、解き方のテクニック・自分に合った勉強法・応用の仕方を教えてもらうことが大切です。自学自習ができない
塾の授業のみで自学自習ができないと、成績は上がりません。 これは、集団塾でもいえることですが、授業を受けているからと安心して塾以外で勉強をしていないと、学校の授業を受けているのと変わらないので成績は上がりません。 例えば英語でいうと、授業でいくら英文の読み方を教えてもらっても、自宅で英単語を暗記しなければ、英文は読めないままですよね? 成績を上げたいのであれば、塾は自学自習の補足的なものと考えて、自学自習を必ず行って下さい。 自学自習した知識に、塾で教えてもらった解き方がプラスされた時に、成績は上がります。完全に理解しないまま授業が進む
完全に理解しないまま授業が進んでいる場合は、成績は上がりません。 理解しないまま授業が進むと、基礎を理解していないのに応用編に進むことになり、より理解することが難しくなるという負のループに陥ります。 集団とは違い、自分のペースに合わせて授業を進めることができるのが個別塾のメリットなので、遠慮せずに理解できない場合はそのまま授業を進めるのではなく、ストップしてもらい理解できてから次に進むようにしましょう。 一つ一つを完全に理解しながら授業を進めることができると、成績は上がります。分からないままにしてしまう
1対1なのに質問せずにわからないままにしてしまうと、成績は上がりません。 個別指導では自分のわからない所を質問して、内容の理解を深めることができます。 しかし先生に遠慮する、人見知りをするなどで、質問をせずに分からないままにしている場合は、成績は上がりません。 個別指導で成績を上げたい場合は、先生に遠慮や人見知りをせずにわからないままにせずに、確実に理解できるまで質問してください。 質問を繰り返し、分からない問題をなくすことで、成績は上がります。講師との相性が悪い
個別指導はマンツーマン、最大でも1対3で授業が行われています。 そのため講師との相性というのはとても大事になってきます。 集団指導であれば基本的に学校の授業を受けるようなスタイルですが、個別指導はお互いがコミュニケーションを取りながら授業を進める双方向授業が行われているからです。 これは講師のレベルが低いから合わないというのではなく、人対人である以上相性というものは当然あります。 例えば女性の生徒で集団授業のようなスタイルであれば男性講師の授業を受けられるが、個別指導になるとどうしても話しづらいということも少なくはありません。 まずはあなたが講師としっかりとコミュニケーションを取れる関係かどうか一度見直してみましょう。講師・授業のレベルが低い
これは100%塾側に責任がある原因になります。 個別指導は集団指導と比較して、講師の数をたくさん確保しておく必要があります。 この時の採用基準が厳格にされており、なおかつ社員・アルバイトへの教育がしっかりとされていればいいのですが 塾によっては人員を確保するだけでいっぱいいっぱいのためレベルの低い講師でも授業が行なわれていることもあります。 もしあなたの講師が質問してもほとんど答えられなかったり、教え方が論理的ではなく直感的な教え方をしているようであれば要注意です。個別指導で成績が伸びない人の特徴
どれだけ授業を真面目に聞いていても、あなた自身が個別指導で成績が伸びないタイプであれば時間がすごくもったいないので注意が必要です。 それでは、具体的にはどのような人が個別指導では成績が伸びにくいのかについてです。- 自分から質問ができない
- 対面でのコミュニケーションが苦手